AzureCDNとは
Azure Content Delivery Network (CDN) は、世界各地にに存在するサーバー(CDNノード)で、AzureストレージのBLOBに保存している画像や動画などのコンテンツをキャッシュすることで、配信元のWebサイトの負荷を減らし、ユーザーにはサイトの表示速度を向上させることができるサービスです。
CDNノードの場所の一覧については、「Azure コンテンツ配信ネットワーク (CDN) POP の場所」を参照してください。
AzureCDNを作成する
(1)Azure管理ポータルの左下の「+新規」をクリックし、「アプリケーションサービス」、「CDN」、「簡易作成」の順にクリックします。
(2)サブスクリプションを選択します。
(3)元のドメインは、Azureストレージを選択します。例えば、WordPressで使用しているストレージを指定します。
AzureCDNのCDNエンドポイントURLを取得する
WordPressなどに連携する場合、「CDNエンドポイント」のURLが必要になります。
AzureCDNのダッシュボードを開き、「CDNエンドポイント」が該当のURLになります。
AzureCDNで設定できること
設定できる内容は5つです。
- エンドポイントの有効化/無効化
- HTTPSの有効化/無効化
- クエリ文字列の有効化/無効化
- ドメインの管理
- 削除
エンドポイントの有効化/無効化
コンテンツのキャッシュ停止する場合は無効にします。停止した場合、元のサイトから直接配信するようになります。例えば、ブラウザでサイトを表示した場合、http://goodtech.co.jp/images/xxxxx.png を直接読み込むようになります。
HTTPSの有効化/無効化
エンドポイントのHTTPSを有効にする場合は、以下の注意が必要です。
- CDNによって提供される証明書を使用する必要があります。サード パーティの証明書はサポートされていません。
- コンテンツにアクセスするには、CDNドメイン(ドメイン管理をしていない状態)を使用する必要があります。カスタムドメイン名ではHTTPSのサポートを利用できません。
クエリ文字列の有効化/無効化
クエリ文字列が無効の場合は、「http://azxxxx.vo.msecnd.net」と「http://az738016.vo.msecnd.net?xxxxx」は同じURLと判断します。Webシステムなどでクエリ文字列により処理を変える場合などは有効にします。
ドメインの管理
URLに独自のドメイン名を利用したい場合に設定します。その場合、HTTPSが利用できなくなります。
削除
コンテンツのキャッシュを完全に停止する場合に、エンドポイントを削除します。削除するとアドレスがなくなってしまいます。後で新しいエンドポイントを作成した場合は、異なるアドレスとなります。
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